2VOICE ~世界で一番美しいハーモニーと「愛」がここにある
ミュージック・セレナーデ・セレクション Vol.4
~映画#2(Songs from the Movies #2)~
番組『ミュージック・セレナーデ』では毎週二人が決めた「テーマ」があり、スタジオ・ライヴのコーナーもそれに沿って選曲がされていました。1回目の配信ですでに好評だった彼らお得意の「映画」からの素敵な音楽、まだまだたくさんあります。今回は少し新しい平成の洋画を中心にJazzyな演奏でお届けします!
発売日|2021/07/26
配信ダウンロード¥200(税込)
着うたフル¥200円(税別)
※ストリーミングは各サイト規定月額
発売元:横浜エフエム放送(株)
発売レーベル:Music Serenade
1.フォトグラフ(Photograph)
グラミー賞の常連でもあるイギリス出身のおそらくいま世界でもっとも有名なシンガーソングライターの1人と言えるエド・シーラン2015年発表のセカンド・アルバム『x』(マルティプライ)からのシングルです。翌2016年の映画『世界一キライなあなたに(Me Before You)』で使われ世界中を泣かせた優しい1曲です。
一枚の写真が胸に迫るのは、そこには戻ることのできない大切な時間が切り取られているからでしょう。その瞬間がひとつひとつ積み重なってかけがえのない思い出に変わってゆくのです。
2.遥かなる影(They Long to Be Close to You)
1970年のカーペンターズがオリジナルではないものの、全米1位を獲得していることもあり、彼らの代表曲であることは間違いありません。バカラック/デヴィッドによるあまりにも有名な“スタンダード”。カーペンターズのヴァージョンは1998年の映画『メリーに首ったけ(There’s Something About Mary)』の挿入歌として使われました。
愛しさを表す言葉はたくさんあるけれど、温もりと心地よさと、そばにいるのにまだほんの少しだけ遠い、そんな切なさまでもが伝わって来る最上級の愛の言葉がこんな素敵な歌になりました。
3.君に逢えてよかった・・・。(You Give Me Something)
2006年にリリースされたイギリス出身のシンガーソングライター、ジェイムズ・モリソンのデビュー・シングルです。翌年にはブリット・アワードにもノミネート、その後アメリカの人気TVシリーズ「アグリー・ベティ」や2008年の映画『近距離恋愛(Made of Honour)』でも使われています。
恋の情景から今はすっかり消えてしまったもの「待ちぼうけ」。あの切なさを知らない若者達はちょっと損をしていると思うのです。そして今も変わらないのは期待や不安にいつも揺れ動く「恋心」。
4.セイ・ユー・ウォント・レット・ゴー~最愛の君へ(Say You Won’t Let Go)
イギリス出身のシンガーソングライター、人気オーディション番組「Xファクター」で優勝してデビューしたジェイムズ・アーサー2016年発表のセカンド・アルバムからの全英1位シングルです。
TVのオーデション番組は時に途方も無いほどの才能を探しあててくれます。衝撃の登場、アーティスト・デビューそして挫折、再起、ジェイムズの辿って来た道はまるで一編の映画のよう・・
5.ナウ・アンド・フォーエヴァー(Now and Forever)
1987年にシングル「ドント・ミーン・ナッシング」でデビューしていきなり全米3位の大ヒット、以後も順調にヒットを飛ばしたアメリカのシンガーソングライター、リチャード・マークス、1994年全米7位のヒットとなったシングルです。同年の映画『ゲッタウェイ(The Getaway)』主題歌となりました。この映画は1972年にスティーヴ・マックイーン、アリ・マッグロー主演(この二人はこの映画をきっかけに結婚)で公開されたアクション映画のアレック・ボールドウィンとキム・ベイシンガー主演によるリメイク版です。
90年代を代表するこの曲が生まれる頃に私たちの歩みも始まりました。このバラードのようにゆっくりとしたテンポで、でも振り返ってみると随分長い道を歩いて来ました。一緒に歌いながら・・
6.バブリー(Bubbly)
カリフォルニア出身のシンガーソングライター、コルビー・キャレイ2007年に全米5位まで上昇したデビュー・アルバム『ココ』からのカット、彼女の代表曲のひとつです。
始まりの一言や歌の合間のスキャットそして息遣い、コルビーの歌はまるで映画の台詞のように心に届いてきます。それは新しい世代の歌が持つ魅力のひとつ、歌っているうちに心が弾んでくるのです。
7.チキチータ(Chiquitita)
スウェーデンの生んだスーパースター「ABBA(アバ)」の代表曲のひとつです。スペイン語の「小さな可愛い女の子」を意味するタイトル、何かに悲しむ少女を励ますような歌詞が切ない曲です。オリジナルは1979年にリリース、アルバム『ヴーレ・ヴー』に収録されています。使用されていた映画はもちろん彼らの楽曲で構成された『マンマ・ミーア』と言いたいところですが、意外なことにここでは使われていません。2018年の映画でゴールデングローブ4冠達成の『スリー・ビルボード』で意外な使われ方をしていたのですがさて???
こんなに愛くるしいニックネームの女の子ならば、すぐにでも会いに行きたい!「チキチータ」という言葉にはそう思わせてくれる不思議な響きがあると思いませんか?世界中の「チキチータ達」に幸せを!
8.ウーマン(Woman)
1980年に凶弾に倒れ帰らぬ人となったジョン・レノンがその12月、死の直前に発表した遺作アルバム『ダブル・ファンタジー』で主夫として過ごした5年間を経て見えてきた女性のことを、ヨーコへの気持ちも込めて作りあげた楽曲です。「スターティング・オーヴァー」に続くシングルとして死後の1981年にシングル・カットされ、全米2位を獲得しています。2020年に生誕80年を記念して上映された劇場映画『イマジン』(1988年製作)にももちろん使われていますが、日本では車のコマーシャルやテレビでの楽曲使用のイメージが強いかもしれません。
いつまでも終わらない争いや目をそむけたくなるような出来事に出会う度、ジョンが元気でいてくれたならどんな示唆をくれたのだろうと考えてしまいます。きっと彼はこう言うでしょう「自分の心に従って生きてゆくだけだよ」
9.イエスタデイ(Yesterday)
2019年、ダニー・ボイル(『トレインスポッティング』『スラムドッグ$ミリオネア』など)監督で公開され、その衝撃的なストーリーに世界中が驚いた映画『イエスタデイ』のタイトルにして、主人公が人生を変えていく発端で弾き語るのがこの名曲です。冒頭で紹介したエド・シーランも重要な本人役で出演しています。ザ・ビートルズのオリジナルは1965年の5作目のアルバム『ヘルプ!』の1曲として発表され、その後各国でシングル・カットされるなどして「世紀のスタンダード」曲へと昇華していきます。
映画のようにビートルズが存在しない世界にもし生まれていたら、私たちは今頃どんな音楽を奏でていたでしょうか?この美しい曲に巡り会えたことは何よりの幸せなのかもしれません。
10.ライク・ア・スター(Like a Star)
イギリスのシンガーソングライター、コリーヌ・ベイリーレイ2006年のデビュー・アルバムからのシングルです。デビューにしてアルバムは全世界で300万枚を超え、グラミー主要部門でのノミネーションも獲得、実力派の冠をほしいままにしています。ピーター・オトゥールが主演してアカデミー主演男優賞にノミネートされた2006年公開の映画『ヴィーナス』にほかの楽曲も含めて6曲が挿入歌として使われました。
「ナチュラル」という言葉が何よりぴったりとフィットするコリーヌ、彼女の歌を聴いているといつの間にか微笑んでしまいます。Just like oil on my hands 何故かこの言葉が一番心に残ります。
11.この素晴らしき世界(What a Wonderful World)
ルイ・アームストロングの印象的なヴォーカルで世界中知らない人はいないほどのスタンダード曲ですが、発売当時は全米チャートトップ100にも入らず、しかし一方で全英1位は獲得、というスタートでした。その後1987年の映画『グッドモーニング、ベトナム』で効果的にBGMとして使われ、全米32位を記録するリバイバル・ヒットとなりました。日本でも車や証券会社、保険会社などのCMに使われ、広く浸透している楽曲です。
もうずいぶん昔の話「21世紀に残したい曲は?」という質問にこの曲を選びました。そして今、私たちはこの曲が描く世界に少しでも追いつくことができたのでしょうか?
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テーマは『International Traveler # 2 』アメリカからパリへ旅した後は、南米か2VOICEお得意のハワイまで、リラックスした時間をお約束します!
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