2VOICE ~世界で一番美しいハーモニーと「愛」がここにある

ミュージック・セレナーデ・セレクション Vol.7
映画3(Songs from the Movies #3

番組『ミュージック・セレナーデ』では毎週二人が決めた「テーマ」があり、スタジオ・ライヴのコーナーもそれに沿って選曲がされていました。7弾目の今回は好評の「映画」テーマ第3回、前2回よりも時代をさかのぼって昭和に公開された洋画にまつわる楽曲を中心に全9曲、Jazzyな演奏でお届けします!



発売日|2021/10/26

配信ダウンロード¥200(税込)

着うたフル¥200円(税別)

※ストリーミングは各サイト規定月額

発売元:横浜エフエム放送(株)

発売レーベル:Music Serenade

ネットニュースになりました!

★2021/10/25 |MUSIC GUIDE

★2021/10/25 |PR TIMES

★2021/10/25 |WMR Tokyo

★2021/10/25 |アソビ辞典

★2021/10/22 |Onigiri Media

【購入するタイプ】

パソコンやスマホなどに、一曲またはアルバム毎に“ダウンロード”する形式

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【再生するタイプ】

定額制のストリーミングによる“聴き放題”の形式

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FM yokohamaで2年半にわたって放送された2VOICE(原順子&叶央介)の『ミュージック・セレナーデ』。毎週スタジオで2人が披露した洋楽曲のアコースティック・カバーを毎月配信・ストリーミング、いよいよスタート!   2021年4月から2022年3月まで全12カ月・計122曲の名演をお楽しみください!!

1.Moon River(ムーン・リバー)

1962年にアンディ・ウィリアムスがカバーして大ヒットしていて、日本でも有名ですが、元々は1961年の映画『ティファニーで朝食を』で、主演のオードリー・ヘップバーンが劇中で歌い大人気となった曲です。彼女は「プロのシンガーではないから」と言って当時その歌声はレコード化されませんでした(後に1993年以後入手可能になりました)。しかし、映画公開当時アカデミー歌曲賞を受賞、グラミーも3部門を受賞しているほど当時から有名で、世に広く知られるスタンダードとなったヘンリー・マンシーニ作曲、ジョニー・マーサー作詞のこの曲も、オードリーの魅力あったればこそ、だったわけです。

ティファニーの前に一台のタクシーが停まるところから映画は始まります。数え切れないほど観たはずなのにそのシーンが始まると心はまた新しい旅を始めます。作詞者ジョニー・マーサーの故郷に流れる川はMoon Riverと名前が変えられたそう・・・いつか行ってみたい場所です

2.Un Homme et une Femme(男と女)

クロード・ルルーシュ監督、アヌーク・エメ、ジャン=ルイ・トランティニャン出演による1966年の同名のフランス映画の主題歌です。日本でも人気の高いフランシス・レイ作のスキャットを多用したこの主題歌、歌っていたのは映画にも出演していたピエール・バルーとニコール・クロワジールです。それにしても1966年の劇場公開当時のキャッチコピーがかっこよすぎます・・・「たちくれぬ過去の想いに濡れながら 愛を求める永遠のさすらい・・・・・・その姿は男と女」!!

モノクロとカラーのコントラストそしてこの曲のスキャットが印象に残る大好きな映画です。2019年にはオリジナルのスタッフ・キャストで続編とも言える「人生最良の日々」が公開されました。それは53年ぶりに届いたラブレターのように切なく美しい物語でした。

3.Windmills of Your Mind(風のささやき)

1968年のアメリカ映画、スティーブ・マックイーン主演の『華麗なる賭け』(原題:The Thomas Crown Affair)主題歌「風のささやき」はミシェル・ルグラン作曲、俳優レックス・ハリソンの息子ノエル・ハリソンが歌唱し、アカデミー主題歌賞を受賞しています。その後ダスティ・スプリングフィールドが1969年に自らのアルバム『Dusty in Memphis』で取り上げ、シングル・カットもされたヴァージョンも有名です。ミシェル・ルグラン本人も取り上げたり、フランス語の歌詞が作られたり、ジャズ系のアーティストにもカバーされて誰もが知らないうちに聞き覚えてしまう楽曲となったわけです。

心の風車に吹く風は様々です。壊れそうなほどの逆風だったり、凪になってみたり、温かだったり、凍えていたり、そして時には誰かのために送った風が巡り巡って自分の心の風車を回していたり・・・

4.The First Time Ever I Saw Your Face(愛は面影の中に)

イギリスのシンガーソング・ライター、イーワン・マッコールが1957年に作った楽曲ですが、その後多くのフォーク・グループがカバー、その一つを偶然聞いたロバータ・フラックがデビュー・アルバム『First Take』のためにレコーディングしたのが1969年でした。それを車で偶然聞いたクリント・イーストウッドが自分の映画で使いたいとロバータ本人に交渉、初監督作品になった1971年の『恐怖のメロディ』で使われ、翌年にはアトランティック・レコードからシングルも発売され全米1位を記録、グラミーも受賞するに至りました。

38年前のオーディション会場、エントリーした私は経験したことのない緊張の中で歌い、将来夫となる人は何故か満面に不機嫌を湛えて歌い、最悪とも思えたそのFirst timeが2VOICEの始まりになりました。

5.The Rose(ローズのテーマ)

歌手であるベット・ミドラーが主演した1979年のアメリカ映画『ローズ』の主題歌です。全米3位のヒット曲ですが、時代下がって2015年にはTBS系ドラマ「アルジャーノンに花束を」の主題歌にもなり、注目されました。ウェストライフ、リアン・ライムス、ボニー・タイラーなどカバーも多く存在しますが、都はるみが1991年のアニメ映画『おもひでぽろぽろ』主題歌として日本語に訳した「愛は花、君はその種子」もさらにそのカバーを産んでいます。

この映画のモデルになったのはジャニス・ジョプリンです。稲妻のように私たちの青春を照らし駆け抜けていったジャニス・・今頃は空の上で気ままなセッションを楽しんでいるのかもしれません。ギタリストはもちろん!ジミ・ヘンドリックス!

6.Sukiyaki(スキヤキ)

もちろん元々の曲名は「上を向いて歩こう」、永六輔作詞、中村八大作曲の坂本九の代表曲のひとつです。アメリカのキャピトル・レコードがこのシングルを発売する時につけた“英語圏でも通じるタイトル”として「Sukiyaki」が使われて以来、海外ではそのタイトルで有名になりました。言わずもがな1963年にビルボードHOT100で1位を記録していますが、日本人としてこれを超える曲・アーティストは現れていません。2VOICEヴァージョンは、後半オリジナルの日本語で歌われますが、前半の英語部分は1981年ビルボードで3位まで上昇したテイスト・オブ・ハニーのヴァージョンです。ちなみにオリー・マーズが2014年にレコーディングしたオノ・ヨーコさんによる原詩から英訳された「Look at the Sky」は別の英語ヴァージョンです。

NYでのアルバム録音の合間に行ったライブハウス、ゴードン・エドワーズ率いる「スタッフ2」の演奏でこの曲を聴いた時自然に涙が溢れてきました。国境も言葉も人種も全ての垣根を軽々と越えてゆく音楽の力をこの曲は教えてくれました。

7.Stand By Me(スタンド・バイ・ミー)

スティーブン・キングの原作を基にした1986年の映画『スタンド・バイ・ミー』の主題歌となってさらに知名度を上げたベン・E・キングのシングル曲です。オリジナルの発売は1961年ですからもう60年前の曲ということになります。当時チャートでは4位まで上昇したこの曲はヒットを連発していたリーバー&ストーラーの手になる曲で、数々のカバーが存在しますが、その中でも有名なのは1975年にジョン・レノンがアルバム『ロックン・ロール』で取り上げたものではないでしょうか。1986年に映画主題歌としてリバイバルした際は日本のオリコン・洋楽シングル・チャートで4週連続1位を記録しています。

誰かが言いました。この世の中に大人なんていないと、この世には子供と歳をとった子供がいるだけなんだと。どこか脆く危うくそして怖いもの知らずだった少年時代の心に、経験と思い出を塗り重ねていけたならきっと素敵な「Life・人生」という絵は完成します。

8.Hawaiian Lullaby(ハワイアン・ララバイ)

美しすぎるメロディの文字通りハワイの子守歌、最近ではJosh Tatofi (ジョシュ・タトフィ)のヴァージョンをよく聴きますが、元は1974年の作品です。Hector Venegas とPeter Moon によって書かれた曲で、Peterがメンバーであったコンテンポラリー・ハワイアン・バンドであるThe Sunday Manoa(サンディ・マノア) のラスト・アルバム『サンディ・マノア3』に収録されていました。

生まれたばかりの友人の息子に会いにハワイへ行った時のこと、ラナイから見下ろす椰子の木の根元から二本の大きな虹が青空に架かりました。虹の立ち上がる場所には幸せが待っている・・・ハワイの神様がくれた素晴らしいプレゼントでした。

When You Believe(ホエン・ユー・ビリーヴ)

アニメーション映画『プリンス・オブ・エジプト』のテーマ曲、ベイビーフェイスがプロデュースし、マライア・キャリーとホイットニー・ヒューストンのデュエットという豪華なデュオが実現した1998年のヒット曲です。アカデミーの歌曲賞も受賞、サントラ盤以外にもホイットニーの『マイ・ラヴ・イズ・ユア・ラヴ』、マライア『ザ・ワンズ』それぞれのアルバムにも収録されています。

ホイットニーとマライヤ、アメリカの音楽史上最高の女性デュオといっても過言ではないこの二人のコラボレーションは本当に残念だけれどもう二度と実現することはないのです。自身の美しさ、大切さにどうして人は気づけないのでしょうか。


【130歳の夫婦デュオ】

ミュージック・セレナーデ・セレクション Vol.12021/04/27
ミュージック・セレナーデ・セレクション Vol.2・Vol.32021/08/02
次回第8回配信・ストリーミングは11月10日テーマは『Winter Love Songs on Your Christmas Day』文字通りクリスマスと冬の名曲を中心に皆さまをとろかせます、お楽しみに!!



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