2VOICE ~世界で一番美しいハーモニーと「愛」がここにある

ミュージック・セレナーデ・セレクション Vol.5
#2(International Traveller #2)

番組『ミュージック・セレナーデ』では毎週二人が決めた「テーマ」があり、スタジオ・ライヴのコーナーもそれに沿って選曲がされていました。2回目の配信ですでに好評だった彼らが大好きな「旅」からの選曲、今回は南米や彼らが愛してやまないハワイを中心にJazzyな演奏でお届けします!



発売日|2021/08/26

配信ダウンロード¥200(税込)

着うたフル¥200円(税別)

※ストリーミングは各サイト規定月額

発売元:横浜エフエム放送(株)

発売レーベル:Music Serenade

【購入するタイプ】

パソコンやスマホなどに、一曲またはアルバム毎に“ダウンロード”する形式

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【再生するタイプ】

定額制のストリーミングによる“聴き放題”の形式

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FM yokohamaで2年半にわたって放送された2VOICE(原順子&叶央介)の『ミュージック・セレナーデ』。毎週スタジオで2人が披露した洋楽曲のアコースティック・カバーを毎月配信・ストリーミング、いよいよスタート!   2021年4月から2022年3月まで全12カ月・計122曲の名演をお楽しみください!!

アメリカからパリに続く第二弾は南米からハワイへ音楽と共に旅をします

1.Mas Que Nada(マシュ・ケ・ナダ)

セルジオ・メンデスとブラジル‘66でよく知られる大スタンダードですが、オリジナルは 作者ジョルジ・ベンが1963年に発表したシングルです。セルジオ・メンデスは1966年にカバー、女性コーラスが特徴的です。日本でもトヨタのミニバンのコマーシャルで使われたり、由紀さおり&「ピンク・マティーニ」のバージョンの元となったアストラッド・ジルベルト、他にもエラ・フィッツジェラルド、ブラック・アイド・ピーズ(セルジオ・メンデスのfeaturing として)、ザ・ピーナッツ、小野リサなど数えきれないほどのカバーがあります。

振り返って見ると初めて歌ったラテンナンバーがこの歌でした。アレンジをお願いした前田憲男さん曰く「日本人のリズムはラテン音楽にピッタリ・・」その言葉を歌うたびに思い出しています。

2.One Note Samba(ワン・ノート・サンバ)

アントニオ・カルロス・ジョビンとニュウトン・メンドンサによるこれもスタンダードとなったボサ・ノバの名曲です。元はSamba de Uma Nota Soというポルトガル語の曲ですが、ジョビンが書いた英語詞のタイトル「ワン・ノート・サンバ」の方が有名です。ジャズ系のアーティストのカバーが多くみられますが、シナトラは1971年にジョビンを招いて録音しています。

遊び半分でひとつの音を弾き続けていたら、インスピレーションがあふれ出して来て・・・この曲はきっとそんな瞬間から生まれたのだと思います。カルロス・ジョビンがピアノの前ではしゃぐ姿まで見えて来ませんか?

3.Summertime(サマータイム)

夏といえばこの曲のけだるさが頭に浮かぶ、という方も多いのではないでしょうか?元々は1935年にジョージ・ガーシュウィンがオペラ『ポーギーとベス』のために作曲し、1936年にビリー・ホリデイでヒット、以後ジョン・コルトレーン、マイルス・デイヴィスらがカバー、ジャズにおけるスタンダードとなった楽曲です。しかしそれにとどまらず、ロックの世界でもジャニス・ジョプリンがカバーするなど幅広く演奏され、歌い継がれています。

「夢と憧れ」が「手の届かないもの」と同義になってしまうような日々の暮らしの中でも人は歌うことを忘れませんでした。音楽の誕生を伝えるそのひとつの物語を私たちはいつも心に刻んでおきたいと思います。

4.I’ll Remember You(アイル・リメンバー・ユー)

1966年にエルヴィス・プレスリーが歌ったことで日本でも有名になったこの曲ですが、元は1960年代に活躍し、1966年に若くしてリンパ腺癌で世を去ったクイ・リー(本名Kuiokalani Lee)というハワイのシンガーソング・ライターの楽曲です。エルヴィスは1973年のチャリティー・コンサート『アロハ・フロム・ハワイ』からの収益7万5千ドルをクイ・リー癌基金に寄付しています。

この曲の作者クイ・リーとパートナーのナニ・リーの出会いは NY そこから遠く離れた故郷ハワイへの募る思いがこの歌になりました。摩天楼を見上げるふたりの目にはいつもハワイの美しい空が映っていたのでしょう。

5.Kaneohe(カネオヘ)

ジョシュ・タトフィ(Josh Tatofi)というハワイのシンガーソング・ライターが紡ぎだした名曲です。「カネオヘ」とはオアフ島の東側、ウィンドワード・コーストと呼ばれるエリアにある町の名前です。ジョシュは現役の注目アーティストで、2017年にはハワイのグラミー賞ともいうべき「ナ・ホク・アワード」で最優秀男性ヴォーカリスト賞などを、2018年の本家グラミー賞でもノミネートされるほどの存在です。コロナ禍がなければ2021年5月に来日するはずでしたが残念!

ワイキキを離れハイウェイ H3 で東に向かうとそこが Kaneohe です。豊かな山の緑と天国の海とも称される美しい海、ゆったりとした時間の流れ、あの日胸一杯に吸い込んだ風を思い出しながら歌いました。

6.E O Mai(エ・オ・マイ)

度々コンサートのため来日もして、日本での人気も高いマウイ島出身のシンガー、ケアリイ・レイシェル、2015年発表の同名アルバム収録曲です。1995年のデビュー以来「ナ・ホク・アワード」でも数々の部門でほぼ毎年のように受賞するなどトップ・シンガーとしての地位を守り続けています。

ウクレレ・レジェンド、オータさんにハワイで偶然お会いできたことは音楽の神様からのプレゼントだったのだと思います。オータさんのお勧めで、デビュー間もないケアリイの歌声に出会いそこからまたひとつ新たな音楽の扉が開きました。

7.Haole Hula(ハオレ・フラ)

ホノルル生まれ、人生のほとんどをハワイで過ごしたハワイアン・ソングのコンポーザー、ロバート・アレクサンダー・アンダーソン(R.アレックス・アンダーソン、とも)が1927年(昭和2年です!)にヒットさせた有名曲です。このアレックスさんは後にビング・クロスビーらの歌唱でヒットしたハワイのクリスマス・ソングとして有名な「Mele Kalikimaka」の作者でもあります。「ハオレ・フラ」の最近のカバーとしては女性シンガー、ライアテラとケアリイ・レイシェルのデュエット、テレサ・ブライトら女性シンガーに加えてKONISHIKIの名前も。

ハワイ王国が心ならずもアメリカ合衆国の一部となって、やがてそこには世界中から移民が集まるようになりました。様々な人々が共に生きるこの場所はまるで小さな地球のよう、それぞれを認め合いながら心をつないでいます。

8.Mokihana Lullaby(モキハナ・ララバイ)

今回最後を締めくくるのはカウアイ島への愛を織り込んだ優しい1曲です。レイによく使われるMOKIHANAという「実」が曲のタイトルになっています。この島の宝と言ってもいい美しさをたたえている、とまでその美しさを歌い上げられているのはその「花」のことのようにも聞こえてきます。

父や母が歌ってくれた子守歌、残念なことにあまりに幼なすぎて記憶にはないけれど、私たちはいつもその歌声に守られていました。カウアイの子供達は今夜もこの歌を聴きながら夢路をたどることでしょう。


【130歳の夫婦デュオ】

“洋楽曲アコースティックカバー” 計122曲リリース!2021/04/27
ミュージック・セレナーデ・セレクション Vol.2#2(International Traveller #1 )~2021/05/16
次回第回配信・ストリーミングは月26日
テーマは『Enjoy Music ! # 2 』番組ではこれも好評だったディスコ・ミュージックなど、音楽ネタをまたさらに掘り下げます!



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